2021.07.01
海外子会社の不正案件が散見されていますが、必ず兆候があります。子会社財務数字の分析や売掛債権、棚卸資産などの数字の異常性、関係会社との取引などをみるとその兆候が明らかになります。また買収した子会社のローカルのマネジメントにガバナンスを利かせないと不正の温床を作ることになりかねません。特に経理担当が10年以上変わっていないとか、一人にまかせっきりの状態を作るとか内部牽制を利かせることが意外とできていない会社が海外に多いです。火のない所には煙は出ませんが、よくみると煙が出ているかもしれません。